沖縄の旧盆
9月に入り、少しだけ秋の気配も感じられるこの頃。
昨日は沖縄の旧盆の最終日、ウークイの日でした。
初日、ご先祖様をお迎えするウンケー
中日
最終日、ご先祖様を送るウークイ
私も初日のウンケーに引き続き、ウークイにも参加させて頂きました。
お仏壇の前にみんなで集まり、ご先祖様と一緒にご馳走を頂いたりお酒を酌み交わしたり。
夜の12時近くになったら、「ウチカビ」と呼ばれるあの世のお金を器に入れてお仏壇の前で燃やし、
それとお供えした食べ物などを持って玄関先に出て、最後のお見送りをするのです。
とても神聖な儀式に心がぴんとなり、
また、人が誰かを想って手を合わせる姿の美しさを目の当たりにしました。
この三日間では、あちらこちらでエイサーの音が鳴り響きました。
このエイサーも霊たちの魂を鎮魂するためなのだそうで、
その響きには迫力と共に、どこか荘厳で厳粛な雰囲気が漂います。
そして、さすが沖縄!!
この時すでに深夜12時過ぎ!!
内地では考えられませんが、この時間まで激しく太鼓や爆竹の音が鳴り響きます。
その中にはチョンダラーと呼ばれる顔を白塗りにして、人々を笑わす役も^^
しかし、これが近づいてくると子供が逃げる逃げる(笑)
怖がって泣き出す子もいました^^
うちの地元のお祭りではトラに扮した人がいて、それに頭をかじられると
丈夫な子になるとか、いい事があると言う言い伝えがあるのですが
そのトラを見て泣き出す子や逃げまくる子がいたのを思い出しました^^
私もその一人だったらしいです^^;
去年の写真
顔が結構怖いのです。。。
私の実家では、お盆には初日に迎え火、
最終日は送り火を、それぞれ庭に松の木で火を焚いて行います。
ご先祖様が自分のうちに戻って来れるような目印、道しるべとして行うのだと
母に聞いたことがありました。
その土地その土地で文化や風習は様々ですが、
ご先祖様を想う気持ちは、人間誰しもが持っている尊いものだと思いました。
そして、沖縄の親戚中皆を含めた家族の絆、
先祖を大切にする気持ちの強さを改めて感じました。
満月の月夜、
ご先祖様達は、またあちらの世界へ帰って行かれたのでしょうね(^-^)
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